ぴーあいけー
会計上の利息と、現金流出は、大抵の場合は、1年単位程度で整合性が取れる。利息を年に1回しか払っていない企業では、現金は年に1度しか流出しないが、融資を受けている以上、1日、1日利息がたまっているわけで、それを会計上、利息支払いとして認識しているはずである。また、利息は支払うのが当然であって、期限通りに支払わなければ債務不履行になって、会社は倒産してしまう。ところが、一定の条件の下、会計上の利息は計上されていっても現金流出が相当期間ないもの、あるいは、利息を期限通りに支払わなくても債務不履行にならないものが存在する。借入を多用するM&AであるLBOで最近見られるもので、多くの金額を借り入れるため、利息を多く払う代わりに、「ある時払いの催促なし」にしてしまうのである。払わない利息の部分については、同じ利率で孫利息が付いていく。ということは、利息として現金の代わりに融資を増額している(あるいは、同じ債券を発行している)ことになる。これを、PIKと呼び、ペイ・イン・カインド、つまり、現物支給である。メーカーがボーナスの代わりに自社製品を支給するのと似た感覚と考えればいいかもしれない。
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