しーでーえす
われわれに最も身近な保証とは、住宅ローン保証会社であろう。住宅ローンを返済できなくなっても、保証会社が金融機関に代位弁済する。
制度上は保証料が人によって変わることはないが、概念的には、債務履行の可能性が高ければ保証料は安く、債務不履行の可能性が高ければ保証料は高くなるはずである。
これは、事故を起こしやすい人の保険料は高く、そうでない人の保険料が安いのと同じ理屈である。
ところで、同じ人が対象であっても、その人の雇用状態や健康状態、あるいは家族構成の変化などによって、債務履行の可能性は変わる。
となると、保証料も変動してしかるべきともいえる。変動するものは何でもトレーディングの対象になるのであれば、信用力の変化も取引できることになる。それを、企業の信用力に応用したのがクレジット・デリバティブである。
CDSはCredit Default Swapsの略だが、要するに、デリバティブの定型的な契約書を用いることで、保証料の変化という形で、企業の信用度の上がり下がりを取引する仕組みである。
日本でもCDSという表現がそれなりに一般的だが、より単純に「クレデリ」と言っても、CDSのことと考えて間違いない。
金融用語さ行カテゴリーのクレジットカードやキャッシング、カードローン、証券、金融や経済に関する専門用語及び知識を紹介するページです。 クレジットカードやキャッシング、カードローン、証券、金融専門用語に関するデータベースサイトとして、お金全般に関する用語を幅広く収録し分かりやすく丁寧に解説しています。 [PR] 厳選レディースローン&レディースキャッシング