こべなんつゆうし
お金を借りる側から見て、一番楽なのは、使途自由、返済期限自由など、条件が一切ないものである。
消費者金融の融資は比較的これに近く、一定の最低返済額が設定されているに過ぎない。
一方、資金使途が限定されている融資もあり、典型的なのは住宅ローンであるが、信販会社のサービスである分割払いや、リースなども、資金使途が限定された借入と考えられる。
同じ人に対する与信であっても、利息が大きく異なる一つの理由は、資金使途が限定されるほど、返済の可能性が高まるからである。これを企業向け融資に拡張しても理屈は同じであって、運転資金、つまり、何に使ってもいいという融資が借りる側からすれば一番ありがたい。
逆に、証券化に代表されるような、資金使途が極めて限定的で、返済期限も厳格に決まっているようなものは使い勝手がよくない。利息については、自由度が高ければ利息も高く、証券化のように自由度がほとんどなければ、利息も低くなる。
コベナンツ融資とは、資金使途や返済方法、期中の利益や担保提供などに条件を付すことで、相対的に低い利息での融資を実現する。邦銀は伝統的に担保に依存する傾向が強かったが、ここもと、コベナンツを設定することで企業の行動を縛る方向にシフトしている。
金融用語こ行カテゴリーのクレジットカードやキャッシング、カードローン、証券、金融や経済に関する専門用語及び知識を紹介するページです。 クレジットカードやキャッシング、カードローン、証券、金融専門用語に関するデータベースサイトとして、お金全般に関する用語を幅広く収録し分かりやすく丁寧に解説しています。 [PR] 厳選レディースローン&レディースキャッシング