めがばんく
巨大な資産や収益規模を持つ銀行(グループ)を言う。2001年4月、さくらと住友が合併し三井住友銀行(2000年3月期の資産規模97兆円)、東京三菱、三菱信託、日本信託が経営統合した三菱東京フィナンシャル・グループ(同85兆円)、三和、東海、東洋信託の3行によるUFJグループ(同82兆円)が相次いで発足した。これで第一勧業、富士、日本興業が2000年9月29日に設立したみずほフィナンシャルグループ(同約134兆円)と合わせ、4大銀行グループが形成された。
メガバンクとは、都市銀行の内、特に巨大な経営組織となっている銀行、あるいはそれを中心とした金融グループのこと。日本に於いては2006年1月1日から3大メガバンク体制である。
バブル景気が崩壊した1990年代以降、邦銀はいずれも過剰融資による不良債権で急速に体力を失っていった。また同時に、総会屋に対する利益供与事件が明らかになったり、その不透明な融資体制、護送船団方式により喪失した国際競争力などもあり、こうした問題の解決に迫られた。
これらの諸問題の包括的な是正のため1996年、第2次橋本内閣はその政策の柱に「金融制度改革」いわゆる金融ビッグバンを提唱。1998年には独占禁止法が改正され持株会社の設立が可能になり、統合のための制度的環境が整備された。
一方で1997年には北海道拓殖銀行と山一證券が、翌1998年には日本長期信用銀行と日本債券信用銀行が破綻し、社会からの金融に対する信頼は大きく低下。「銀行が潰れる」という事態が現実のものとなり、その他の大手銀行にも経営不安がささやかれるようになる。
こうした危機感の中、銀行の統合による規模の経済性、多角化による経済性、コスト削減効果等により見込まれる経営改善効果を期待した邦銀は、1999年以降雪崩を打って再編へ走り出す。こうして1970年代から1980年代に「都銀13行」「大手20行」と呼ばれた各行は、段階的な合併劇を繰り返した末、2006年には4大銀行(三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそな)、3大メガバンク(三菱UFJ、みずほ、三井住友)体制に落ち着いた。
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